WEB マーケティング

売れない楽天市場。ECコンサルタントが教える楽天出店の売上アップ的なまとめ。

2016年9月26日

気合と根性では売れなくなってきている楽天。それでも楽天に出店に向けて準備をしているという担当者の方へ、楽天のメリットと出店準備に向けてのマニュアル的なことを書きたいと思います。

楽天に出店するメリット

今まで楽天に出店するメリットとして一番の強みが、モールとしての集客力がある、というのが強みでした。また、システムも使い易いので、簡単に出店できる、という作業面でのメリットもあります。ただ、現状としては、楽天市場の集客力は年々下がってきています。

それでも、楽天のサイトを見ると、売れているじゃないか!と思われるかもしれませんが、この売上にはカラクリがあります。僕が以前にも過去記事にも書いています。気になる方は下記からどうぞ。それにしても、2半期売上を落としているので、半期ごとの表ではなくなりましたね。これもまた、楽天のテクニックです。

関連記事:楽天売上失速!失速原因と今後の展開について推測してみた

とにかく、これから楽天に出店するんだ!という方は以下からどうぞ。

ネットショップ出店案内【楽天市場】楽天出店公式サイト

出品すれば売れる訳じゃない!出店前の準備が肝心

楽天市場は集客力があるから売れるんでしょ?と思っている方は危険です。出店後から売上を作るためには商品登録以外にも準備しておくことはたくさんあります。まずはネット通販の販促の基本を覚えておくことが大事です。では、ネット通販の販促方法をご紹介したいと思います。

  1. 直接広告(マスメディア広告、バナー広告など)
  2. 検索連動広告(リスティング広告、SEO)
  3. 紹介広告(SNS、メールマガジン)
  4. 間接広告(アフィリエイト、サテライトサイト)

以上、大きく分けるとこの4タイプになります。それでは、詳しく見ていきましょう。

直接広告について

メリット

直接広告(雑誌媒体やバナー広告など)は、ある程度の露出が見込め、場合によっては、通販開始時には、大きな売り上げが見込める場合があります。ただ、かなりの費用をかけないと、大きな効果は見込めない。

デメリット

雑誌媒体などは、費用対効果の判断しづらく、今後続けていくかの指標を作りにくい。またコスト的に費用がかかる。そして、広告としての持続性がない。

検索連動広告について

楽天市場のシステムでは解析しづらい

リスティング、SEO共に、対策をすることは可能ですが、楽天市場の場合、楽天独自のシステムを使用しており、TOPページの場合のみ、アナリティクスにより、アクセスの流入経路は判断できますが、最終的に購入に結びついたかどうかの、分析ができないというデメリットがあります。楽天市場に出店する場合は、継続的に広告を続けるかどうかの指標がないため、あまりお勧めができません。

紹介広告について

メールマガジンについて

主には懸賞サイトなどからメールアドレスを集めることが中心になりますが、最近はなかなかアドレスが集められず、またプレゼント抽選や発送の手間がかかることが多い。だが何もしないよりかは、もちろんしたほうが良いでしょう。

SNSについて

プライベートで使っている人にとっては、比較的、運用しやすいのがSNS。FacebookやInstagramなど。Instagramは効果的な写真で一気にフォロワーが増えることもあります。過去記事にも書いているので参考にどうぞ。

関連記事:【社内Web担当者向け】インスタグラムのフォロワーといいねを増やす方法について

間接広告について

アフィリエイト 

バリューコマース などありますが、楽天市場では使用できません。オープン後に、楽天の中の楽天アフィリエイトに申し込み、料率を高めに変更して、ブロガーに紹介してもらう、という方法があります。

サテライトサイト

最近では、オウンドメディアを立ち上げて、独自にコンテンツマーケティングを行っている。ただ、コンテンツマーケティングには、常に更新し続ける社内の体制が必要。もしくは外注する必要があり、時間またはコストがかかる。ただ成功すれば、長期的に見た場合の効果はリスティングなどの一時的な広告より効果が大きいし、自社サイトを立ち上げれば、楽天よりも利益率が良く、顧客を自社に囲い込めます。こちらも以前に記事を書いているので参考に読んでいただけたらと思います。

関連記事:成功事例からみる消費者目線のコンテンツマーケティングアイデア5選

オープン後、楽天市場内にできること

最近の楽天市場内の広告は費用対効果が薄く、あまり集客に繋がりません。値引き感のある商品の在庫を積み、一点集中型で広告を打ち出すのであれば、売り上げにつながることもありますが、在庫を抱えて安売りができる、という会社であれば問題ありませんが、おそらく、これができるのは、生産背景が整っていて、安売りができるメーカーしかないでしょう。それでは、何ができるのか?こちらも過去記事でもご紹介させていただきました。

関連記事

あとは、楽天DEALくらいでしょうか。商品の購入金額の一部がポイントで還元される仕組みで、値下げではなく、ポイントを高い還元率でポイントバックすることで集客していくという手法。30点以上大量出品した場合、ECCに聞いてみると、タイアップしてもらえる可能性が高く、楽天DEAL内でも目立ちやすい場所に掲載することができます。ただ、開催日がピークで、翌日からは徐々に集客力がなくなってきます。

まとめ

楽天市場では、集客力がなくなっていることは事実ですが、まだまだ売れている店舗があるのも事実。楽天内でアクセス、売上が失速して退店していく店舗が増えれば、逆にスキマを狙っていける可能性もあります。

とにかく、これから楽天に出店するんだ!という方は以下からどうぞ。

ネットショップ出店案内【楽天市場】楽天出店公式サイト

自社サイトで使えるショッピングカート

中長期的に見て、自社サイトでブランドを育てていこう!という方は、ASPのショッピングカートを利用するのをおすすめします。

個人的には、カラーミーショップ が使いやすく、テンプレートも充実していて、Wordpressなども取り入れることができるので、おすすめしています。

-WEB, マーケティング

Copyright© I AM HARRY , 2024 All Rights Reserved.